2025年5月 内視鏡件数のご報告と胃カメラ検査を受けるコツ
2025年5月の内視鏡検査件数をご報告いたします。
総内視鏡件数 175件
胃カメラ検査(上部内視鏡検査) 81件
大腸カメラ検査(下部内視鏡検査) 94件
6月16日から文京区胃がん検診が始まります。当院では内視鏡による胃がん検診が可能です。
当院の胃カメラ検査は、経鼻・経口どちらかを選ぶことができます。
文京区胃がん検診では鎮静剤の使用ができません。そのため、通常はおえっとなりにくい鼻からの胃カメラ検査をおすすめしていますが、鼻の通り道の狭い方や、アレルギー性鼻炎の方には口からのカメラをおすすめすることもございます。
鎮静剤を使用しない胃カメラ検査で、辛い経験をされた方は多いのではないでしょうか。実は「胃カメラ検査を楽に受けるコツ」があるのです。
その1:目は開けて、ゆっくりとした呼吸
目をぎゅっと閉じてしまうと、眉間にしわが寄り、顔・肩・上半身に力が入ってしまいます。目は開けて、遠くの壁をぼんやりと見ることをイメージしてみましょう。自然と力が抜けてきます。あわてずゆっくりとした呼吸をすることも重要です。なるべくリラックスすることが大切です。
その2:飲み込まないように意識する
内視鏡のスコープが喉を通ると、喉に違和感を感じます。そこで人間は反射的にその違和感を取ろうとして、飲み込んだり、咳払いをしたくなります。しかし残念ながらそれは逆効果となってしまい、飲み込むことで「おえっ」となってしまったり、唾液を誤嚥してむせたりしてしまいます。鎮静剤なしの胃カメラでは、スコープが喉を通る瞬間の違和感は消すことができません。喉の違和感を受け入れ、無理に違和感を取ろうとして抵抗しないことは大切です。つらくなったら深呼吸しましょう。すると、不思議と内視鏡検査の後半は、喉の違和感が消えるのです。
その3:しっかり横向き、軽くあごを引く
検査中は、左を下にして横向きになります。その際、左頬が枕に付くくらいしっかり横向きになりましょう。顔が上を向いていると、唾液を誤嚥してむせてしまうことがあります。内視鏡が喉を通るまでは、軽くあごをあげていると通りやすいですが、喉を越えた後は軽くあごを引きましょう。げっぷが出にくくなり、観察がスムーズに進みます。胃カメラ検査中は、空気を送りこんで胃のしわを伸ばして観察をしていきます。げっぷによってせっかく入れた空気が抜けてしまうと、また一から空気を入れることになり、その分時間がかかってしまうのです。
いかがでしたか?ぜひ胃カメラ検査を受ける際の参考にしてください。
当院の医師やスタッフは、これらの内容を熟知しておりますので、少しでも楽に受けていただけるよう、検査中は丁寧にお声掛けをいたします。どうぞご安心ください。
文京区胃がん検診は、現在お電話での予約となっております。皆様のご予約をお待ちしております。