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食欲不振

食欲不振について

食事の時間になっても空腹を感じない、少し食べただけでお腹がいっぱいになってしまう、好物だったものも美味しく感じないなどの症状のことで、多くの疾患の症状として現れます。また、過労や睡眠不足、不安や緊張などによるストレス、薬の副作用などによって生じることもあります。
食欲不振が続くとカロリーが不足し、栄養の偏りも起こりやすくなり、体重減少や免疫機能の低下を生じて様々な疾患の原因になります。
消化器内科を受診して、食欲不振を起こしている原因を確かめることが重要です。原因疾患がない場合も、食欲不振の症状は生活の質を低下させますので、解消するための治療を受けることは重要です。食欲不振の症状がある場合には、早めにご相談下さい。

こんな症状はありませんか?

  • 2週間以上、食欲不振が続いている
  • ダイエットしていないのに体重が減歳少している
  • 食欲がなく、水分もとれない
  • 食欲不振に、吐き気・嘔吐、みぞおちやお腹の痛みなどを伴う
  • 白目や肌が黄色っぽくなった(黄疸)
  • 60歳以上で、食欲がかなり落ちた など

上記のような症状がある場合には、食欲不振の原因として、消化器疾患が疑われます。当院までご相談下さい。

食欲不振の原因

消化管の炎症や潰瘍などの疾患、甲状腺や電解質の異常、蠕動運動や胃酸分泌など消化管の機能不全、薬の副作用などが主な原因として考えられます。ストレスなどが原因となるケースもあります。原因疾患や状態などにより、治療法が異なりますので、受診してしっかり原因を確かめることが重要です。

がん

食道がん、胃がん、膵臓がん、大腸がんなどの消化器系のがんでは、食欲不振の症状を起こすことがあります。がんの病変が大きくなり内容物の通過を妨げることで生じる場合もありますが、大量の炎症性サイトカインによって消化管の機能不全が生じ、それによって食欲不振を起こす場合もあります。

ピロリ菌感染による慢性胃炎(萎縮性胃炎)

感染したピロリ菌は胃の中に住み着いて慢性的な炎症を起こし、胃がんリスクの高い萎縮性胃炎になることがあります。萎縮性胃炎になると、胃酸が十分に分泌されなくなります。そのため食べ物が消化されにくく、食欲低下や胃もたれの原因となります。

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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

粘膜が深く傷ついて欠損している状態で、主な症状はみぞおちの痛みや胃の不快感、胃もたれです。胃潰瘍は薬物療法で治療が可能ですが、胃潰瘍から出血した場合は胃カメラで止血処置を行うこともあります。潰瘍が深くなって胃壁や十二指腸壁に穴が開く穿孔を起こした場合には緊急手術が必要になります。

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甲状腺機能低下症

甲状腺は、ホルモンを分泌している臓器です。甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモン分泌が低下します。それに伴って、全身の代謝や活動性が低下し、冷えやむくみ、全身倦怠感、無気力、食欲不振と体重増加、皮膚の乾燥や脱毛、筋力低下など多岐に渡る症状を起こします。健康診断で行われる通常の血液検査の項目には含まれていないことから、発見が遅れるケースもあります。甲状腺ホルモンの数値を調べる血液検査で診断でき、適切な治療で症状が解消できます。疑わしい症状がありましたらご相談下さい。

電解質異常

腎臓病や熱中症などで血液中の電解質(ナトリウム、マグネシウム、カリウムなど)が異常な数値になり、食欲不振、手足がつる、脱力、意識障害など幅広い症状を起こします。早急に適切な治療が必要なケースもあります。

薬剤性

薬の副作用として起こる食欲不振です。新しく処方された薬を飲んでから食欲不振の症状が現れるようになった場合は、医師にご相談下さい。

機能性ディスペプシア

消化管の内容物を先に送る蠕動運動や胃酸分泌の亢進や低下、食べても胃が十分に広がらない弛緩障害など、消化管の機能不全によって食欲不振をはじめとした幅広い症状が現れることがあります。機能性ディスペプシアは、こうした機能不全や知覚過敏が関与して胃もたれや少量しか食べられない早期満腹感などの症状を起こす病気です。炎症などの病変がないので、以前は有効な治療ができなかったのですが、現在は消化器内科で診断でき、効果の期待できる治療が可能になってきています。他にも、風邪や過度の疲労などによって生じる食欲不振も機能不全が関与して生じる場合があります。

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心因性

ストレスや不安などによって食欲不振が起こることもあります。視床下部には食欲をコントロールしている摂食中枢と満腹中枢があり、胃の状態に合わせて食欲を制御しています。視床下部がストレスの影響を受けると、摂食中枢や満腹中枢の働きが乱れて食欲不振を起こすことがあります。

食欲不振の検査

内視鏡イメージ診察では症状について、詳しくお伺いします。問診で伺った症状などに合わせて、血液検査・胃カメラ検査、大腸カメラ検査、超音波(エコー)検査など必要な検査を行って診断し、適切な治療につなげます。
血液検査は炎症や貧血の有無や程度を調べるために行いますが、甲状腺ホルモンの数値を調べる血液検査も行うことがあります。
当院では高度な観察が可能な検査機器を導入しており、胃カメラ検査・大腸カメラ検査・腹部超音波(エコー)検査に精通した医師が検査を担当しています。胃カメラ検査・大腸カメラ検査では、鎮静剤を使用して眠ったような状態で検査を受けることも可能で、患者様の心身への負担を最小限に抑える工夫をしております。

食欲不振の治療

原因となっている疾患や状態に合わせた治療を行っています。精度の高い検査で状態を把握した上で、患者様と相談して治療方針を決めていきます。生活習慣の改善についてもアドバイスいたします。当院では、消化器病専門医の女性院長が丁寧な診療を行っております。ご不明な点や心配事がありましたら些細なことでも遠慮なくご質問下さい。